美容整形のシワの技術1

美容整形のシワをとる最も確実で単純な方法は、皮膚を切開して表皮をひっぱり、シワを伸ばした状態で再び皮膚を縫合する「ひっぱり法」「リフティング」などと称される技術です。伸びて余った皮膚の部分は切除されます。顔の表皮自体、かなりたるんだ状態にある人の場合、劇的な効果が得られるという点でも、美容整形のシワをとる技術中でも代表的な治療法と言えるでしょう。

美容整形のシワを、メスを使って治療するやり方は、たくさんあります。特にアンチエイジングのための治療としてずいぶん古くからおこなわれ確立されていたようです。現代の医学は驚くほど進んでおり、特に外科の技術については、ほんの十年前と比べても長足の進歩を見ています。美容整形のシワをとる手術についても例外ではありません。今のシワ取り手術では、もう傷跡などどこをさがしても見つかることがありません。切開する位置と、ひっぱりの方向に合わせて縫い止める位置も変わってきます。多くはこめかみなど髪に隠れる位置で縫い止めるようです。

美容整形のシワをリフティングで改善する治療では、シワの深さ、皮膚の状況によって引っ張り方にも違いが出てきます。ここで重要なのは顔面にある表情筋の伸縮方向で、これを無視しては引っ張りもかないません。必ず筋肉の動く方向に沿って手術が行われるのです。また、そうしなければ、皮膚表面にくいついたように生じているシワも消すことが出来ません。美容整形のシワのメニューはクリニックによって呼び方も違ってきますが、概ねフルフェイスリフト・ミディアムリフト・ミニリフトといった方法があります。

美容整形のシワをメスで治療するリフティング。このうちミニリフトというのは比較的軽いシワ、部分シワを治療するのに適した治療法です。切開する範囲も狭く、手術も小規模なものになります。フルフェイスリフトというのは顔全体の皮膚がかなりたるんでしまい、シワが目立つ状態で行われる治療法です。後頭部の生え際から耳の下を通って額の生え際に至るラインを切開し、顔全体を引っ張り上げるような美容整形のシワをとる技術です。効果はてきめん。まさに劇的な若返りが実感されます。

美容整形のシワを切開手術で治してくれるリフティングですが、目元・おでこなどピンポイントで治療する場合は、それぞれこめかみ・額の生え際を切るだけで治療する最も小規模な切開法です。美容整形のシワの治療では、さらに目の下のたるみやクマなども切開法で治療してしまいます。伸びて垂れ下がっている余分な皮膚を切除するわけですが、場所が場所だけに、眼科も含めた深い知識と技術がドクターに求められます。